「過払い金」とは、本来支払う必要ののない利息を支払っていた場合に、貸金業者から返還してもらえるお金のことです。
法律的に述べると、利息制限法に定める利率(法定利率)で計算した結果算出される、本来支払う義務のない過剰な支払分です。
請求をすれば、かなり高い確率でお金が戻り、場合によっては、100万円以上のお金が戻ってくることもあります。
この問題は、利息制限法を超えた金利、いわゆるグレーゾーン金利で貸し付けることが恒常的に行われていた消費者金融業界に端を発しています。
2006年12月の臨時国会で、にグレーゾーン金利が廃止されることが決定され、今後は利息を払い過ぎることはなりましましたが、それでもこれまでに貸金業者に払い過ぎていた「過払い金」は10兆円に達しているとも言われています。