病気療養中で収入がありません。膨れ上がった借金をどうするべきでしょうか?

母子家庭で、小2の子どもがいます。
現在私が病気療養中のため、収入はひとり親手当、児童手当、養育費のみです。
収入がなく、生活のためもありカードのキャッシング3社で100万円の借金があります。
まだ働く事ができないので、返済に困っておりとても不安な毎日です。
今後どのようにすればいいでしょうか。

回答

どうしても払えない場合は破産しかありません。5年か6何かけて払えるなら任意整理の方法もありますが。

生活保護の受給を検討されましたか?

養育費などの毎月の収入の額が全部でいくらかわからないのですが、母子2人世帯で病気のため働けないのであれば収入が最低生活費を下回っていて生活保護を受けられる可能性が高いと思われます。
まずは生活保護を受けられるか窓口で相談をしてみてください。市部にお住まいであれば市役所の福祉課、町村部にお住まいであれば県の福祉事務所が担当窓口になります。
なお、生活保護の受給中は借金の返済は禁止されています。ですから保護を受けた場合は自己破産の申立により負債の整理を行うのが原則です。生活保護受給中ということであれば、債権者が債権放棄に応じてくれることもありますが、このあたりの判断や交渉は専門家に任せた方がよいでしょう。弁護士、司法書士などの専門家に支払う報酬については、法テラスの支援制度を利用してください。生活保護を受給している場合は法テラスの費用の償還も免除を受けられるので、費用がかかりません。

債務整理と生活保護の併用をお勧めします

こんにちは。貴殿の事案ですと、まず、司法書士か弁護士に債務整理をお願いして、支払いをストップしてもらい、それと並行して、自治体に生活保護の申請(あくまで働けるようになるまで)をするのがベストかと思われます。働けるようになれば、生活保護を打ち切って債務の分割払い交渉を上記司法書士か弁護士にしてもらい、和解契約を結びます。貴殿のご病気が快方になかなか向かわなそうな場合は、上記司法書士か弁護士に債務免除の交渉をしてもらう、ということになると思われます。まずはお近くの司法書士か弁護士事務所に行って相談してみてください。

自己破産も視野に債務整理を検討されたらよいかと思います。

　現状で返済にお困りとのことであれば、司法書士、弁護士等に依頼し、債務整理の手続を検討された方がよいと思われます。弁護士等が介入した場合、債権者からの請求は一旦ストップし、返済を止めることができます。その上で、過去の借り入れについて債権者から取引履歴を取り寄せ、利息制限法引き直し計算を行った上で、任意弁済の可否を検討することになります。債権者側においても、概ね3年以内の元本分割弁済であれば、了承する可能性が高いと思われます。仮に収入からは分割返済を立てることも困難という状況であれば、自己破産の申立も検討した方がよいと思われます。具体的な方法については、お近くの法テラス等で相談されたらよいと思います。

破産手続き等、法律上の救済手続きをご検討ください。

債務の整理には数種の手続きが用意されています。
専門家に相談され、最適の方策を見付けてください。